Coffee Journey Vol.1 「ケニア:All Seasons Coffee」
2023.11.21こんにちは、小林邦宏です。
今回は、コーヒーのお話しを少し。。。
僕自身、”コーヒーホリック”な人間です。コーヒーを飲まないと1日が始まらないし、落ち着かない。世界中、どこへいても。でも、”旅するビジネスマン”でもある僕としては、飲めば飲むほど、現場が知りたくなる。
(コーヒー豆栽培の現場はどんな雰囲気なのだろう・・・)
アフリカならばケニアやルワンダ、中米ならばコスタリカ、ニカラグアなど、仕事の合間にコーヒー豆栽培の現場を目にしてきました。
時には現場の声をいろいろと伺うことも。
現場で聞いた声は、意外にも、世間のイメージとかけ離れていたものでした。名前は書きませんが、アフリカであれ中米であれ、聞く声は、”俺たちのコーヒー豆を、もっと正しく評価してほしい。(大手コーヒーチェーンが)札束でひっぱたくのはやめてほしい” と。。。
念のため、僕が聞いた一個人の意見だ、ということは触れておきます。
ただ、同じような声は何か所かで聞き、日本や世界中のカフェでコーヒーを飲むとき、特に、コーヒー豆の産地の記載を目にすると、僕は、ワクワクよりも胸が少し傷むときがある。
でも、僕はバリスタではないし、コーヒー豆のプロではない。ただ、飲むのは好きだし、現場の空気感はよくわかっている。そんな、”素人”な僕だからこそ伝えられることはあるのではないだろうか。
そんなわけで、「UPEPO」ブランドでのコーヒー豆取り扱いの検討が始まりました。今回ご紹介するのは、ケニアの首都ナイロビ郊外にある「All Seasons Coffee Farm」。
いま、街のカフェであふれている”ケニアのコーヒー”と言えば、ニエリを中心とした、マウントケニアの麓の産地が多い。でも、かつて、ケニアにおけるコーヒー産業は、首都ナイロビのすぐ近く、キアンブというエリアで始まりました。アフリカ屈指の大都会であるナイロビ、人びとの声、クルマのエンジン音やクラクション、とにかく、いろんな意味で賑やかなナイロビ。
そんなナイロビのすぐ近くなのに、イメージとしては、”ナイロビの軽井沢”といった感じでしょうか、緑豊かで人の声ひとつ聞こえない静かな場所、それがキアンブです。
最近では、その自然豊かな環境とナイロビへのアクセス性から高級住宅地の開発が始まっています。
でも、この「All Seasons Coffee」は昔から変わらぬスタイルでコーヒー豆の栽培を続けています。
決して大きな農園ではありません。
でも、現地で栽培に関わっていた人の愛くるしい笑顔、そして、朝、霧に包まれながら飲んだ一杯のコーヒー。
(なんと上質な時間だろう・・・)
「UPEPO」における、素人だからできるコーヒー豆。まずは、このケニア「AllSeasons Coffee」からスタートしてみたいと思います。
コーヒーを口に含み、是非、目をつぶってみてほしい。
きっと、都会の音が聞こえず、霧に包まれて少し涼しいさわやかな朝、僕が見た景色が皆さんに届けば幸いです。
小林 邦宏
▽今回ご紹介したのはこちら