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《スタッフコラム No.10》異国の世界観を感じられる場所 Written by Moto

2023.04.28

こんにちはMotoです。

スタッフコラムも記念すべき10回目の更新となりました。このコラムサイトを毎回楽しみにしていただいているユーザー様もいるそうで、これからもより精進して皆様に楽しんでいただけるコラムをアップしていきたいと思います!

さてさて今回は私が勝手に第2の故郷と思い込んでいるフランスは『モン・サン=ミシェル』を少しご紹介したいと思います。

私はフランス玄関口パリからのツアーバスを利用。車窓から見えるは田園風景、田園風景、、そして田園風景、、、その田園風景を見ながらバスはひたすら西へ、途中何回か休憩を取ること4時間でようやく到着です。

第一印象は「何か見覚えある風景」と、初めて訪れた割に来たことがあるような違和感を覚えたのですが、日本にもよく似た風景がありました、、、浮島が「江の島にそっくり!」という事です。江の島と何か関連があるのか後日調べてみましたが特に関係は無く、意外に友好都市を結んでいるのは広島の厳島神社がある廿日市市でした。

言わずと知れたモン・サン=ミシェルですが、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島でその上にそびえる修道院は「西洋の驚異」と称されおり、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。サン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい所として知られていて、潮の満ち引きの差は15メートル以上もあるそうです。満ち潮の時には島は海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる砂浜で陸続きとなっていました。

最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28~36時間後と言われ、引き潮により沖合まで引いた潮が猛烈な速度で押し寄せます。このため昔は多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたそうで、「モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えもあったそうです。

その後、観光地化による改良で一時は堤のような道路を敷いていましたが、自然な潮の流れが損なわれたことにより砂の堆積や赤潮の発生など問題視され、2014年現在の形の陸橋が完成しました。

島にそびえる修道院の主要部はゴシック様式ですが、内部は様々な中世の建築方式が混ざり合い時代の流れを感じます。頭頂部そびえる剣と秤を持った金のミカエル像も見る価値あります。

他にも修道院内の教会北側にある居住部分「ラ・メルヴェイユ」、最上階の回廊また建築遺構、修道院下の狭い路地など1日滞在では時間が足りずゆっくり見ることができないほど小島には多くの見どころがありました。

 

さまざまな時代の建造物が共存するモン・サン=ミシェルは、それぞれの時代の記憶を今に伝える“タイムカプセル”のような場所、コロナも落ち着き徐々に以前のような生活を取り戻せてきた今、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 


ちなみにモン・サン=ミシェルを象徴するグルメといえば、島の入り口に店を構える「ラ・メール・プラール」のオムレツ。卵を長時間泡立てることで、驚くほどフワフワな食感に仕上がった大きなオムレツも訪れた際には味わいたい名物メニューです。


ラ・メール・プラール

 BP 18 Grande Rue, 50170 Le Mont-Saint-Michel, フランス