Coffee Journey Vol. 11&12「タイ:Coffee Plantation At Thepsadej」-Written by バイヤー小林
2025.01.10新年明けましておめでとうございます。
昨年は、私たち「UPEPO」にとってもターニングポイントとなる1年でした。インスタライブなどを通じて皆さんの率直なご意見をお聞かせいただき、それを反映した商品開発を行う。
今年も、変わらずその流れを進め、皆さんに日々ワクワクして頂ける商品をお届けしていきたいと思っています。是非、ご期待下さい。
さて、新年最初は、タイを取り上げます。
皆さんにとっても最も馴染みの深い東南アジアの国といっても過言ではないタイ。美しい寺院、チャオプラヤー川、、、タイの変わらない景色に魅了された方は多いはずで、僕もその一人です。
でも、いま、変化も大きいのがタイ。その象徴ともいえるのがカフェなんですよね。
今やバンコクを中心に、タイ産のシングルオリジンのコーヒー豆を用いたカフェが急増しています。
世界で一般的にいえることなのですが、その国の国力が上がってくると、”Think Local”、つまり、地産地消と言うべきでしょうか、そんな風潮が強くなってくるんですよね。タイも、まさにその状況です。
そこで、私たち「UPEPO」はこの1月、タイ発の”Think Local”として、キャンドル、チョコレート、そしてコーヒー豆を取り上げました。
それぞれに魅力あるストーリーがあり、その買い付けの模様は僕自身のYouTubeチャンネルでもご紹介していますので、是非お時間あればご覧ください。
その中から、今回はコーヒーのお話しを。
場所はタイ北部・チェンマイ。タイを代表する寺院の一つ、ワット・プラタート・ドイ・ステープがチェンマイ近郊のステープ山に位置し、この寺院を訪れると、そう、チェンマイは”仏様に見守られ、豊かな環境に恵まれた土地なのだなあ”という印象を覚えずにはいられません。
そして、そんな、チェンマイの魅力あふれる自然の中でコーヒー農園を営んでいるのが、プラモック・ジャイミーさん(通称ヌイさん)。
ヌイさんの農園を目指してチェンマイの山間部を進んだのですが、それにしても、農園が見つからない。。。ジャングルのような森の中を進むと、突然、開かれたコーヒー農園が現れたのです。
とはいえ、実は歴史も長いこちらの農園。ヌイさんは、45年前お父様がスタートしたこの農園を引き継ぎ、既に20年になるのだとか。収穫量には限りあるため、そのほとんどがバンコクを中心にタイ国内で消費されています。
タイというと、バンコクに代表される、”灼熱”のイメージがありますが、標高1,000m近いヌイさんの農園は、本当に涼しい。農園の中を清涼感のある風が通ります。
そして頂いたコーヒー。
いやー、驚きました。
タイのコーヒー、このレベルまで進化しているのか、と。口の中に広がるすっきりとし、でも、フルーティーが広がるアロマ。目をつぶると、それは、仏様の創り上げた、豊かな自然環境に恵まれたチェンマイの大地そのもの。。。アフリカや南米には無いコーヒーがそこにあったのです。
とはいえ、微笑みの国タイ。
こんな山間部で大変だろうなと思いつつも、情熱的に、でも笑顔を絶やさないヌイさんのお人柄。
短い時間ではありましたが、素晴らしい訪問になりました。ここチェンマイで感じた”風”を是非皆さんにお届けしたい。
今年の「UPEPO」に益々ご期待頂きたく、まずは是非、新しいタイをお楽しみください。
バイヤー小林