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Coffee Journey Vol. 4「サモア独立国:Aleisa Coffee」-Written by バイヤー小林

2024.07.11

こんにちは、小林邦宏です。

ポリネシア・メラネシア、、、皆さん、行かれたことありますか?

代表する国・地域を挙げると、フィジー・ニューカレドニア・パラオ、このあたりには行ったことある、という方はいらっしゃるかもしれません。

でも、

サモア独立国

へ行ったことある!という方はなかなかいらっしゃらないような・・・実際、僕も、仕事でサモアへ行くことがあるとは夢にも考えたことがありませんでした。笑

場所を分かりやすく言えば、、、ハワイの真南、といったところでしょうか。

実際、ここは日付変更線のギリギリこちら側、日本と時差は、なんと4時間もあるんです。つまり、日本が18:00でしたらサモアは22:00。日本より4時間も先の国って、私の人生でも初めてです。

さて、前置きが過ぎました。

僕はニュージーランドからサモアへ入ったのですが、着陸寸前、エメラルドグリーンの海が広がり、、、

(おお、南太平洋に来たなあ!)

とテンション上がりながらの現地入り。そして、駆け足でしたが、行ってまいりました、コーヒー農園、ALEISA COFFEEさん。

サモアの島の中心部、亜熱帯なジャングルの中に突然農園が現れるのです。出迎えていただいた方は、プリシラさんという女性。

実際には、農園の2代目ということになります。

元々はご両親が立ち上げたコーヒー農園、プリシラさんはニュージーランドで生活していましたが、ご両親がご高齢になったこともあり、サモアに戻ってきたとのこと。

短い時間でしたが、彼女と過ごしていて感じたのは、”サモアの誇り” でしょうか。

実際、かなり小さいコーヒー農園なので、収穫されたコーヒー豆がサモアの島の外へ出ていくことというのは殆どありません。島内のホテルやカフェですべて消費されてしまいます。

でも、スーパーマーケットなどでは彼女のコーヒーは殆ど見かけない、と。その理由は?

”パプアニューギニア産の安価なコーヒー豆が、あたかもサモア産のように謳って流通している。でも、私は、サモア産であることに誇りを持っているし、だから、サモアの人々にコーヒー農園を届けたい”とのこと。

どこの誰とは言いませんが、僕も世界中を廻ってよく見かける、”フェイク・サステイナブル”的なブランディング。彼女は、まっとうにサモア産であることを伝えていきたいという気持ちで日々コーヒー豆の栽培に営んでいるとのこと。

ここは標高も低いので、実際、アラビカ種は厳しく、ロブスタ種が栽培されています。

(えー、ロブスタで大丈夫?)

と思って現地へ向かったことは否定しません。でも、農園でコーヒーを頂くと、どうしてどうして、すっきりしていて非常に飲みやすい。

亜熱帯のジャングルであることを忘れさせてくれる爽やかさが口の中に広がりました。そう、サモアの静かな朝、エメラルドグリーンの海を情景させてくれるコーヒーですね。

”サモアの誇り”を届けようとするプリシラさんの爽やかに王道を歩む姿が、是非、皆さんのテーブルで少しでも伝わると嬉しいです。

上述の通り、数量が限られているため、私たち「UPEPO」のサイトでもごくわずかな数量のみのご提供となりますこと、何卒ご容赦下さい。

バイヤー小林邦宏