【バイヤーコラムNo.2-2】インドー南インド料理の魅力
2023.03.24こんにちは、小林邦宏です。前回に続き、インドのお話しをします。
今回は、グルメについて。
インドといえば、やっぱりスパイスの国!
スパイスをたっぷり含んだ朝のマサラチャイは、身体の隅々までスパイスによるナチュラル成分が染み渡り、(さあ、1日をスタートしよう!)という気分になること間違いなし。
街中でも、そんなチャイ屋さんに人々が集まる景色は、(ああ、インドらしいなあ)と思います。
さて、僕にとっては久しぶりのインド滞在だったのですが、ホテルで意外な変化を見つけました。国内外問わず、ホテルでエッグ・ステーションってありますよね。オムレツや目玉焼きを調理してくれる場所です。今回新たに見つけたのは、「ドーサ・ステーション」。日本でも最近流行りのインドのクレープこと”ドーサ”。どちらかといえば、南インドの食文化です。これを作ってくれるのです。
大抵、こう聞かれます。「プレーン・ドーサ? マサラ・ドーサ?」当然、スパイス入りのマサラ・ドーサで。
時にはちょっと重いインドの料理ですが、こんがりと焼けたドーサでマサラを包むと非常にお手軽!朝は食欲が湧いてこないおじさんでも食べられます(笑)。
南インド料理は、最近、日本でも流行の兆しがありますよね。せっかくなので、本場のスタイルを少しご紹介。
この時頂いたのは、魚をバナナの葉で包んだカレーに、主食は米ベースのパン、”カラッパム”。ケラーラ名物のパンです。
南インドは水産資源も豊富なため、シーフードカレーがやっぱりおススメですかね。そして、インドでパンといえばナンが想像されやすいですが、チャパティ・ロティなど、本当に多様ですが、南インドは米文化のエリアなのです。そのため、パンも、米で作られたものになります。
ちょっと辛いですが、本当に美味しい。
米をベースにココナッツも含んだカラッパムが辛さを中和してくれて、様々な食材・スパイスの香りが口の中に心地よく広がるのです。なんというか、日本で食すインド料理とはやっぱり一線を画すんですよね。カレーというと、ちょっと強引ですが、(なんでもカレーにすれば同じ味)というイメージがありますが、現地で食していると、食材の色が濃いのです。
当然、この日いただいたバナナの葉もフィッシュも、すべて、現地で採れたての”産地直送”のもの。
そう、フレッシュさこそ南インド料理の魅力なのです。
もし日本で南インド料理を食して興味を持たれたら・・・是非、旅してみてください!
バイヤー小林