《スタッフコラム No.26》タータンチェックの冬ウェディングと朝が遅い麗しのスコットランドー前編ー written by Mizu
2024.02.23コロナ以来、久しぶりすぎる海外に行きました。行先は11年越しのイギリス!
ロンドンに2泊、ブリストールに1泊、残りはスコットランドのダンディーで過ごしました。ロンドンとブリストールは食メインで動いていたので割愛。
一言申すとしたらコロナで地下鉄の交通サービスがさらに悪化していました(泣)空港に着いたら電車が全部キャンセルで電車がない→荷物が大きいためバスは乗れず、泣く泣くタクシーと初日から洗礼を受けました。電車がキャンセルになるまで電車の中で長々と待っていた間も、日常すぎてか誰1人”riot”しない(騒がない)ことにもビックリ(笑)
2023年でも地下鉄はインターネット使用不可。。。ロンドンの地下鉄は、
●世界最古で1863年に開通した為、新しい技術=通信インフラの構築が難しい
●トンネルが古い&狭い、更に曲がりくねっている為、尚のこと困難
●週末は24時間運航路線も多く、工事作業がなかなか進まない
からだそう(ですが、2024年末までには全線で使用可能になるかも!?)。離れてみて改めて日本の素晴らしさを実感、ただ、街は相変わらず素敵でした。
スコットランドは今回初上陸。今回の旅の目的は夫の両親に初対面、義理の妹の結婚式に参加するという一大イベントで、噂には聞いていたのですが本当にスコットランドの結婚式はユニーク!
男性はキルトという先祖代々伝わる一族により異なるタータンチェックのスカート(スーツの人もいました)、襟があるシャツにネクタイ着用、ウールのベストにジャケット、キルト用の膝下の分厚い靴下にスコティッシュシューズを履く(靴下の中に牛骨のナイフを入れるのが本当の伝統ですが入れていない人が多し)、女性はドレスですが海外ドラマで見るように親族やベストブライズは色指定が多く、今回は新婦が好きなグリーンが指定でした。
衣装だけでなくダンスもユニーク!幼い時から学校で習うそうでCeilidh danceという男女のペアが踊りながら円を描くようにぐるぐる回る伝統的なダンス。これは歌によって難易度が違うそうで、今回は幸い簡単なレベルのものでした。
結婚式は1日がかり。日本だと大体挙式1時間・披露宴2時間半・友人だけで2次会という流れが多いかと思いますが、12時からの挙式→軽食が用意されるカクテルパーティー、披露宴と食事、ダンスタイム、その後友人と親類含めひたすら飲んで話すなど終わったのはなんと0時でした。
日本の結婚式との違いはたくさんありますが、印象的だったのは親族もがっつり楽しんで飲んで酔っ払って最後まで残っている(!)、この元気さが素晴らしいと思いました。私は慣れない寒さとロンドンでのリッチな味付けの料理が続いたのが祟り、残念ながら体調不良にて途中リタイアしましたがとても楽しい思い出になりました。さらに今回は貸し切り会場でしたので、装飾や後片付けは新郎新婦含めた親族と友人が行ったので約2日がかり。
ちょうどクリスマス前の時期だったので、本物のモミの木のクリスマスツリーがありクリスマスの日に食卓に置かれるクリスマスクラッカー(筒型の左右にリボンで結んだように絞られているもので左右から2人で引っ張ると中からおもちゃがでるもの)が置かれ子供達は待ちきれない様子でした。
パーティーに明け暮れた人々に優しく、朝は8時半過ぎに日が昇ると冬の朝はのんびりなので、昼前まで二日酔いと闘いながらパジャマ姿でミルクがたっぷり入ったヨークシャーティーを飲んで目を覚まし、貸し切り施設だったため親族と付添人みんなで片付けしたのもなんだかいい思い出です。
次回は数か月先ですが、スコットランド編後半もぜひお楽しみください。
スタッフMizu