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《スタッフコラムNO.27-3》スイスー旅のはじまりのつづき―Written by 松下

2024.03.12

|ユングフラウヨッホ(ユングフラウ山)

アルプス三大名峰として知られる「マッターホルン」「モンブラン」そして「ユングフラウ」。その内、ユングフラウには、ヨーロッパで最も高い鉄道駅、ユングフラウヨッホ駅があります。高い所が好きな母を連れて、グリンデルワルドという町から列車を乗り継ぎ、頂上を目指しました。

▲登山列車窓越しのグリンデルワルドの風景。

私たちはグリンデルワルド駅→クライネシャイデック駅→頂上のユングフラウヨッホ駅、と1時間半かけて乗り継いで行ったのですが、2020年に列車とロープ―ウェイを併用するアイガーエクスプレスなるものができ、時間短縮できるそうです。

▲クライネシャイデック駅。赤い列車が青空と緑に映えます。

クライネシャイデック駅からはアイガーとメンヒのお腹の中を潜り抜けて頂上駅まで35分。途中、アイスメア駅で5分の停車時間があり、ガラス越しに氷河を撮影することができました。

▲ガラス越しの氷河

頂上到着、空の青さが深い。早速スフィンクス展望台へ行き、ユングフラウとご対面。

▲ユングフラウ 標高4,158m

東側に行くと、メンヒが出迎えてくれます。

▲メンヒ 4,110m
▲連なる山々
▲氷河

外では氷河を直に触ることができました。思う存分標高4,000mの世界を堪能した後は、行きは列車で登ったルートを、途中下車してトレッキングしながら下山します。

■アイガーグレッチャー駅→クライネシャイデック駅 

1時間ほどの距離ですが、アイガー、ユングフラウ、メンヒをずーっと横目に歩くことができる、素晴らしいコースです。歩道の脇の草花たちは、きっと思うままに咲いているけれども、その素晴らしい色バランスに歩を停めてばかりなのでした。かつて、私の恩師が発した「神は最も偉大な芸術家」という言葉を反芻してばかりいました。

▲なだらかな道なので歩きやすい
▲遠くに赤い登山鉄道が見えます

シーニゲプラッテ高山植物園で一目見て心奪われた、覚めるように青い花、フリューリングス・エンツィアンに、ここではたくさん出逢えます。

途中、人工池を通りがかります。この池は、冬のスキーシーズンに人工雪を作る為の貯水湖だとか。

▲ファルボーデン湖とアイガー

登攀が困難で「死の壁」と呼ばれるアイガー北壁。この日も、遠目に果敢に挑戦している人が見えましたよ。

|ミューレン

ガイドブックの、本当に小さなスペースに載っていた、崖の上の人口450人の村。何だかとても気になって、予定に入れたのでした。この村は自然環境を守る為、ガソリン車乗り入れ禁止になっていて、公道が通じていません。ミューレン駅からはケーブルカーで村まで登ります。澄んだ空気と目の前に迫って来るような山々が印象的。

▲ひっそりといた、エーデルワイス

どこを歩いても絶景に出逢えるので、人混みが苦手で自然が大好き、という方はとても楽しめると思います。

そろそろ陽も暮れて来たので、帰る前に夕飯を、と入ったのが駅前のhotel eiger(ホテルアイガー)の右隣奥、eiger guesthouse(アイガーゲストハウス)のイタリアンレストラン。テラス席で、正面にアイガーを眺めながら食事ができます。「北海道のニセコでスキーするのが夢!」というフレンドリーなスタッフさんがいて、サーヴの度に談笑でき、おかげで、母が危ない目に合わないように、と、旅に出てからずっと緊張していた気持ちがゆるりと解けたのでした。

▲松下、ペーター化

次回はインターラーケン最終日、『旅のはじまりのまだつづき』です。


ユングフラウヨッホ複合施設『TOP OF EUROPE

ミューレンのおすすめレストラン『アイガーゲストハウスレストラン


スタッフ松下